本当にカフェで仕事する意味ある?コロナで外出できない今できるテクニック
仕事をする環境がそれなりに整っているカフェやファミレス。
コーヒー代や軽食代などは経費として、節税対策にもなりますよね。
しかし、本当にカフェなどで仕事をする必要があるのでしょうか。
本当に魅力はあるのでしょうか。
そもそもなぜカフェなどで仕事をすると効率が良いのかご存知ですか?
そこを理解せず頻繁に利用していたならば、支払った金額とそのお店に行く時間が無駄だったかも知れません。
このページでは、なぜカフェ等で仕事をすると効率が良いのか、コロナで外出できない今どのように仕事をすれば同じような効率でできるのかを紹介したいと思います。
カフェで集中できる理由
ノイズ
恐らくこれはあなたも体感的に理解していると思いますが、人間は多少雑音がある方が集中できるんですね。
そしてカフェなどは、人間が集中できるとされている50~70デシベルくらいの音量であり、音楽や話し声などの自身には関係ない環境音があるため集中できるのです。
下線が引いてある『自身には関係ない環境音』というのが結構重要で、好きな曲や自分自身が少しでも関係ある話などは逆に集中できません。
カフェなどで流れていることが多いジャズやクラシックは、歌詞がないことがほとんどなので興味が向けられることが少ないのです。
また、優しいジャズやクラシックは、自律神経が整うと言われている ” 1/f ゆらぎ “ を含んでいることもありより集中するのに適していると言えます。
人の目や環境
言わずとも「適度な緊張感があるから」と答えられてしまいそうですが、他人がいることでやる気や作業効率が変化するのは心理学的な理由があるんです。
見物効果(観客効果)と言って、頭を使わない単純な作業である場合、他の人がそばにいたり他の人も同じような作業をしていたりする時にやる気や作業量、効率が変化する現象があります。
ただこの見物効果は、その人性格によって効果がまちまちだったり、頭を使う作業や繊細な作業である場合は逆効果になるのでご注意を。
見物効果の他に、ダラダラできる環境がないのも理由の1つです。
自宅だと寝室やゲーム機、TVなどの誘惑が沢山あるだけでなく、物理的距離が近いですよね。
人間は物理的距離が近ければ近い程誘惑に負けてしまいます。
カフェなどであれば、1人だけ自宅のようにダラけることは恥ずかしいですし、誘惑の物理的距離が遠いので集中できるのです。
時間
通常、飲食店に長くいることはマナー違反ですよね。
その短い時間が集中力を高めているかも知れません。
夏休みの宿題の期限や仕事の期限が迫っている状態にものすごい集中力が発揮されるのと一緒です。
カフェイン+ブドウ糖
カフェに行くとしたら必ず飲むであろうコーヒーやお茶。
カフェインレスもありますが、多くの方が仕事をする時はカフェイン入りを頼むのではないでしょうか。
カフェインの効果は誰もが知っている、” 眠気を覚ます ” ” 交感神経が優位になる “ですね 。
また、軽食を頼む方もいるでしょう。
何を食べるかにもよりますが、ちょっとした食事は集中力を高めることができます。
というのも、脳のエネルギー源であるブドウ糖を摂取すると作業効率が高まるという研究結果があるのです。
脳のエネルギー源であるブドウ糖は、脳に蓄積されません。
なので、ブドウ糖を適度に摂取することが集中力維持につながるのです。
ただし、カフェインも糖分も摂り過ぎるとトイレが近くなったり(カフェインの利尿作用)、眠くなったり(血糖値の乱高下)するなど、仕事に支障が出てきます。
カフェに行かずとも同じ効果を得るには
冒頭でも問いましたが、
そもそも本当にカフェなどで仕事をする必要があるのでしょうか。
カフェと同じ条件をつくれば、わざわざお金と時間をかけなくても自室で作業が捗るわけです。
第一、コロナってる現状がありますし…。
では、具体的にどうすればカフェなどに近い環境、つまり集中できる環境になるのか、細かく解説していきたいと思います。
簡単に言うと、以下をカフェの環境に近づけるだけです。
お金も手間もそこまでかかりません。
- ノイズ
- 周囲の環境
- 時間
- 飲食物
ノイズ
歌詞のない曲やジャズ、クラシックは、YouTubeやSpotifyなどの音楽ストリーミングサービスに沢山あります。
中には『作業用BGM』などとまとめてくれていることも。
また、人の話声や電車の音などの環境音が聴けるアプリもあります。
Relax Melodies Android版
Relax Melodies iOS版
仕事をする前に聞く音楽を決めておくこと。
集中力が切れたら好きな曲でリフレッシュ!
周りの環境
まず見物効果に近い効果を得られる方法から紹介します。
今は面白い時代で、作業通話というのが存在するんです。
SNSなどで「さぎょいぷ」「作業通話」と呼び掛けている方もいますし、呼びかけることもできます。
また、YouTubeで「私と一緒に作業しよう」のようなタイトルで作業動画というのもあります。
能動的な方法としては、目標や終わらせたことなどをSNSでつぶやく、あるいは同じ目標を持つ方とやり取りできるコミニケション系のアプリを利用するというのがありますよ。
誘惑に対する距離の取り方は、寝室のカギをかけておく、TVであればリモコンを箱に入れてその箱の上に荷物を置いておく、ゲームならコンセントから抜いておく、などなど、それをするのが面倒くさくなるようにするだけです。
壁やスマホのロック画面などの目につく所に目のイラストや画像を貼ったり、鏡を置いたりするだけでサボりにくくなる。
時間
短時間の集中と小休憩することを繰り返し行うことで、ダラダラ作業することもなくなり、効率よく休憩も取ることができます。
具体的には、25分作業したあと、5分休憩する+2時間毎に30分休憩するという流れを繰り返すのです。
飲食物
ちゃんと炭水化物などを摂取しつつ、小腹が空いたらチョコレートなどを食べるのがおススメです。
チョコレートはカフェインと糖分どっちも摂取できるので。
余談ですが、チョコレートと温かい緑茶って結構相性良いらしいですよ。(ベルギーのショコラティエさんが仰ってたとか…。)
緑茶にもカフェインが入っています。しかもそれだけでなく、テアニンという成分のお陰でリラックス効果もあるんです。
カフェインやブドウ糖、テアニンの他におススメなのは、GABA(ギャバ)
リラックス効果があるアミノ酸の一種です。
グリコがGABAというチョコレートを出しているので、嫌いじゃない方は是非お試しあれ。
水分不足だと集中力が低下するので、定期的にお水を飲むと良いです。
カフェインは利尿作用があるので尚更。
まとめ
カフェなどで集中できる理由
- ノイズ
- 人の目や環境
- 時間
- カフェイン+ブドウ糖
逆に言えばカフェ行かずとも同じ環境を作るだけで、お金と時間が無駄にならず済みます。
人の目や環境・・・通話や作業動画、コミニケションアプリの利用
時間・・・25分集中5分休憩(2時間おきに30分休憩)
飲食物・・・チョコや緑茶がおススメ