うつ病を抱えながら子育てをされている、お父さんやお母さんへ
うつ病を抱えながら子育てをしていると、
「子供に申し訳ない」
「こんな親いらないよね」
「嫌いになっちゃったかな」
「こんな親、子供はどう思ってるんだろう」
「もっとしっかりしなきゃいけないのに!」
という気持ちが強く出てしまうことがあるのではないでしょうか。
そんなお父さんやお母さんへ、伝えたいことがあります。
自分は、5歳~14歳までの約9年間、うつ病である母に寄り添ってきました。(ちゃんと寄り添えたかどうかはわかりませんが…)
その約9年間で子供ながらに思ったことなどをお話したいと思います。
ひた隠ししないで欲しい
自分の場合、小学校中学年まで何も知らされてなかったので、「なんか変だな」「大丈夫かな?」と思うことしかできませんでした。
何も言わない子供でも、意外と見てたりするんですよね。
母が入院することになってからようやく「ママね、脳の病気なの」と告げられ、「あ、そうだったんだ」と少し納得することができました。
ざっくりした感じでもいいので、ひた隠しせず伝えて欲しいなと思います。
家事や子育ては完璧じゃなくていい
「子供だから頼れない」
「子供にやらせるなんて最低だ」
「子供のためにしなきゃいけないのに!」
こう考えてしまうこともあるかと思います。
しかし、こういう時だからこそ、頼ってください。
例えば、「ご飯一緒に作ってくれると嬉しいな」といって誘ってみたりするだけでも、少し楽なるかもしれません。
また、ある程度調子がいい時に、洗濯機の回し方や電子レンジの使い方などを教えておくのもいいと思います。
家事などをやってくれるのはありがたいですが、無理やり頑張ろうとするのは望んでないです。
コミュニケーションは大事
うつになると、中々「話そうよ」などということができませんよね。
しかし手紙や交換日記ならどうでしょうか?
書けるときにに書いて、書けるときに書いてもらう。
コミュニケーションを取る方法は、他にもボディータッチをしたりとかがあります。小学生くらいであれば、一緒にお風呂に入るのもアリだと思いますよ。
余談ですが、自分は母となら、中学生くらいまでOKでした。(逆に母に拒否されましたけど…笑)
思春期・反抗期は少し冷たくなるかも
中高生というのは、それなりに忙しく、メンタル的にも体力がなくなっている時期でもあり、思春期・反抗期でもあります。
なので、いつもより少し冷たく当たってしまったり、いつもイベントごとに渡していたプレゼントが渡せなかったりしますが、決して嫌いになったとかではないので安心してくださいね。
うつと戦っている、全国のお父さんやお母さんへ
うつ病だからと言って、嫌いになったりしません。
時には傷つけてしまったり、突き放してしまったりするかもしれません。
でも本当は、懸命に生きている姿、頑張ろうとしている姿、育てようとしてくれる姿に感謝しています。
うつ病に負けないでください。
あなたがいなくなることが何よりも辛いことなので。
情けない人でもなければ、消えていい人でもありません。
むしろ、かっこよくて、誰よりも生きて欲しい人なのです。
何かできるわけではにですが、あなたのそばにはいます。