飲んでいる薬の作用時間や成分を知る方法
あなたもこういう経験ありませんか?
こういう時に役に立つ、薬の調べ方をご紹介したいと思います。
※医療従事者ではない一般の方が趣味で調べる際の方法です。
薬のことを調べられるサイト一覧
kegg.jp
KEGGは様々な薬の添付文章や情報が見れるサイトです。
薬の作用・副作用、注意事項、仕様などが書かれている書類(PDF)
多くの場合、薬の名前を検索すると『医療用医薬品:薬の名前-KEGG』『一般医薬品:薬の名前-KEGG』と出てきます。
KEGGは、直接PDF(添付文章)を開かなくても添付文章に書いてある内容が見れたり、疾患や添加物等も調べられるのが特徴です。
pmda.go.jp
PMDAもKEGGと同様、添付文章が検索できます。
薬の名前がわからなくても薬の種類や会社名から検索することもできるだけでなく、薬に関してのQ&Aや服用する際の注意点、副作用マニュアルも載っているのでKEGGより利用しやすい印象です。
おくすり110番
このサイトは、名前の通り
- 厚労省が更新した薬に関しての情報
- 病別に分類された薬一覧
- 添付文章の改訂や追加情報
- 妊娠や授乳と薬に関する情報
- 薬用植物図鑑
- 副作用リスト
などの薬に関しての情報が沢山載っています。
興味がある方にピッタリなサイトですね。
薬の作用時間の調べ方
どれくらいで効き始めて、どれくらいで効果が薄れていくのかは添付文章に書いてあることが多いのですが、その際に知っておかなければならない単語があります。
- 薬物動態
添付文章内でTmaxとT1/2が書いてある場所 - Tmax又は最高血中濃度到達時間
簡単に言うと効果を感じる時間 - T1/2又は半減期
簡単に言うと薬の効果が半減する時間
言うのを忘れてしまいましたが、添付文章は先ほど紹介したサイトを利用したり、『薬の名前 添付文章』で検索したりすると出てきます。
そして、薬物動態は中間~最後の方に書いてあります。
例)
AUC(ng・h/ml) | Cmax(ng/ml) | Tmax(h) | T1/2(h) |
---|---|---|---|
263.7± 52.3 | 28± 1.3 | 3.1± 0.1 | 6.2± 0.6 |
このように表であることが多いです。
色々書いてありますがTmaxとT1/2以外は無視して下さい。(笑)
左の数字は平均値、右の数字は誤差です。
つまり、表の薬は約3時間で1番効果を感じ、約6時間で効き目が半分になるということになります。
どのように作用するのかを知る方法
主成分は何でどのような仕組みで作用するのかを知る方法を紹介します。
ただ、ここから化学の話になるので苦手な方は逃げましょ。(趣味の領域なので…)
薬の成分は、添付文章の初めの方にある『組成』に難しそうなカタカナで書いてあります。
これを書いている筆者いとぉも、入っている成分を見てもピンと来ないことが多いです。(笑)
ではどうやって作用する仕組みを知るかと言うと、
- 成分名(難しいカタカナ)をWikipediaで検索
- 作用機序を見る
- わからないことをまた調べる
このように、ひたすら調べるということをしていました。(暇人かッ)
まぁこれは趣味の領域になるので…。(ごめんなさい。言い訳ですね…。)
因みに、向精神薬の作用の仕組みはこのブログでも解説しているので興味がある方は是非ご覧くださいまし。
まとめ
- 薬のことを調べられるサイトとして一番おススメなのは『PMDA』
- 飲んでいる薬の作用時間や成分は添付文章に書いてあることが多く、作用時間は『薬物動態』に、成分は『組成・性状』に書いてある
- Tmax(最高血中濃度到達時間)、T1/2(半減期)の左の数字で作用時間がわかる
- 成分名をWikipediaで検索し、作用機序を開くと作用する仕組みがわかる
ご参考いただけましたか?
少しでもお役に立てたのであれば幸いです。(*´∀`)