パンセクシャルの気になる全てを当事者が語ります!
海外セレブなどが続々とカミングアウトしていると、少し話題になったパンセクシュアルですが、あまり聞きなれない言葉なのではないでしょうか。
以前、Xジェンダーについてお話したことがありますが、今回は恋愛観についてお話していこうと思います。
パンセクシャルとは?
自分自身、パンセクシュアルという言葉を知ってから1年くらいしか経っていないので、聞きなれない言葉なのはすごくわかります。
カタカナだと分かりにくいので、漢字(日本語)にすると『全性愛者』となります。(因みにパンセクシャルの “パン” はギリシャ語で “全て” という意味)
つまり、性別関係なくお付き合いすることができるということです。
少し想像しづらいと思うので、詳しく解説していきます。
性別関係なく付き合えるとは?
世の中には、男性と女性の2つの性だけでは語れない性別があります。
例えば、体は男性でも心は女性な人、日によって心の性別が変わる人など…。
パンセクシュアルは、このような性別がはっきりしていない人も恋愛対象なんですね。
ここでややこしいのが、LGBTの “B” バイセクシャルとパンセクシャルが似て非なるものだということです。
バイセクシュアルとパンセクシュアルの違い
バイセクシャル=男性/女性のどちらもお付き合い可能
パンセクシャル=好きになった人なら誰とでもお付き合い可能
バイセクシュアルは、性別がはっきりしていない人を恋愛対象として見ることはありません。
もっと簡単に言うと、バイセクシュアルは性別を意識していて、パンセクシュアルは性別を意識していないということになります。
カレーに例えると、
- バイセクシュアル
カレーにはナンかライスでしょ! - パンセクシャル
カレーに合えば何でも可! - ヘテロセクシュアル
カレーにはナンでしょ!(カレーにはライスでしょ!)
※ヘテロセクシュアル(異性愛者)とは、異性だけが恋愛対象になる人のこと。
パンセクシャルなのでは?と思ったきっかけ
小学生の頃から、好きな人のタイプというものはなく、友達になれる人であれば誰でも可能だなぁという感じでした。
そして、同性である女性に告白されても戸惑うことなくOKしたことから、バイセクシュアルなのではないかと思うようになり、心と体の性が一致していない人に好意を持たれた時も嫌悪感は抱かなかったので、パンセクシュアルなのではないかと思うようになりました。
様々な人と話していく中で、「付き合うには性別関係なく、人間として付き合えるか否かが大事だ」というのが自分の恋愛観だということに気づいたんですね。
因みに、パンセクシャルという言葉を知ったのは、性別のことなどを調べている時に偶然見つけたので、同じような考えを持っている人がたくさんいるとは思ってなかったです。
交際中の相手の心境と自分の心境
自分としては、パンセクシュアルであることに対して、特に何も考えていません。
ただ、「誰でも付き合える」と聞くと浮気性や遊び人などのイメージが強いのであまり使いたくない言葉だなと思っています。(好きになる、守りたいと思えるのは1人だけ!)
そして彼氏は、「バイセクシャルだろうがパンセクシャルだろうが愛し方は変わらないと思うから気にならない」と言っていました。
まとめ
性別が何であれ、人を思いやることや愛することというのは素晴らしいことだと思います。
それに対して「気持ち悪い」などと聞くのはあまりいい気分ではありません。
結局、普通というものは存在しなくて、不特定多数の人にとって都合のいいようにカテゴライズされているだけなのです。
好きな人を愛せるのであれば、自分自身の考えとは違う人を認めることは可能なのではないでしょうか。
この記事を読んだあなたにおススメ!