うつ病の方、うつ状態の方に対しての接し方(経験談)
うつ病やうつ状態の方への接し方って結構難しいですよね。
何を言ってはダメなのか、何を言った方がいいのか…。
時にはキツイことを言われて言い返したくなったことがあるかもしれません。
そこで、実際に母をサポートしていた経験、自分自身がうつなってしまった経験を基に、うつ病やうつ状態の方に対してやってはいけない接し方をまとめてみました。
NGな接し方
- 責める
- 急に言動を変える
- 寄り添い過ぎる
- コミュニュケーションを取らない
- 強制する
- 過度なアドバイスをする
ざっとまとめてみましたが、『人として心地よいコミュニュケーションを取るためにしない方がいいこと』だけですね。
まぁこれだけでは大雑把すぎると思うので、具体的な例を挙げていきながら、もう少し詳しくお話したいと思います。
責める
「〇〇すればいいじゃん」
「〇〇しなよ」
「なんでできないの」
「え、もう(まだ)〇〇なの?」
「あなたって〇〇だね」
このような言い方はすごく責められている感じがするので、できるだけ使わないようにした方がいいです。
急に言動を変える
これは自分自身が後悔していることの1つでもあるのですが、いつも記念日などに渡していたプレゼントや手紙を渡さなかったり、いつもと同じ態度で話せなかったりすると、相手はすごく不安になったりします。
しかし、人間ですもの。疲れる時くらいありますよね。
そんな時は前もって機嫌が悪くなる可能性があることを伝えたり、あとで事情を話したりするといいと思います。
寄り添い過ぎる
恐らくこれが1番難しいのではないでしょうか?
何をすればいいのかわからない中、どんどん自身の余裕がなくなってしまうというのが多いと思います。
寄り添うというのは、相手を否定せずお話を聞いたり、相手の気持ちになって考えたり、日々を見守ってあげることです。(何とかしようとせず、ドーンと構えているような感じ)
そして、寄り添う側が体調を崩してしまっては元も子もないですから、疲れ過ぎる前にその場やその方から一旦距離を置いてリフレッシュすることも忘れてはいけません。
適度に距離が取れない場合は、医療機関や知り合いなどを頼ってくださいね。
コミュニュケーションを取らない
- ネガティヴな返事しかが返ってこない
- ネガティヴの雰囲気が映る
- なんとなく面倒くさい
このようなことからあまりコミュニケーションを取らなくなってしまったという方や取りたくないという方もいるかと思いますが、1日10分程度でもコミュニュケーションを取ってあげてください。
(個人的には交換日記やLINEなどでお話するのがおススメ)
話す内容は、挨拶から他愛もない話、とにかくなんでもいいのでお話するということが重要です。
強制する
「働いてないんだから家事やってよ」
「1日1回日光を浴びなよ」
などなど色々ありますが、うつの人に限らず、具合が悪い時に指図されるのは嫌ですよね…。
強制してしまいそうになったら、あなたがそういう状況だった時のことを考えてみてください。
なにも、うつのことを想像しろと言っている訳ではありません。
人生で一番体調が悪かった時を思い浮かべて、その上で言おうとしていたことを言われたらどう感じるのかを考えるのです。
もし、ただダラダラしているように見るのなら、人生で一番体調悪かった時に周りから「元気そうじゃん、じゃあ仕事やってよ」と言われたらどう思うのかを考えてみてくださいね。
過度なアドバイスをする
これは強制とほぼ同じです。
「〇〇が良いんだって!」
「〇〇してみたら?」
などなど、色々ありますが、アドバイスをされるより「一緒にやろう」と言ってくれた方がチャレンジしやすくなります。
1人で戦うより、誰か1人でも仲間がいたら気が楽になるのと一緒です。
まとめ
- 責める
- 急に言動を変える
- 寄り添い過ぎる
- コミュニュケーションを取らない
- 強制する
- 過度なアドバイスをする
主に、この6つがうつの方に対してやってはいけないことです。
基本的には、自身が辛状況だった時にして欲しくないことや人間として心地いい関係であるためにはしない方がいいことと同じですね。
それ以上の細かいことはカウンセラーさんなどにお任せしましょう!
あなたとあなたの大切な相手が共に笑顔になれますように。