ゲームの専門学校の闇とは?就職できる?赤裸々告白
これからゲームの専門学校に入学しようかと考えている方の中には、「ゲーム 専門学校」とネットで検索して、「ゲーム 専門学校 末路」と関連キーワードが出たことに恐怖や戸惑いを感じた方がいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、このページでは入学を考えている方向けに、元専門学校生だったから言える闇や就職のことなどをお話していきます。
専門学校の魅力はいち早く就職できるだけ
結論を言ってしまうと、今の時代はまだ専門学校より大学の方が少し有利です。
例えば
- 給料
- 就職
- レベルが高い人に出会える率
とか…。
給料についてはなんとなくわかると思うので、就職のことからお話していこうと思います。
就職
まず、大手でいきなり正社員にはなることはほぼ不可能です。
つまりアルバイトか契約社員スタートですね。
そして、残念なことに大手になればなるほど(主にパブリッシャーは)、自由度と言いますか、面白さが少なくなってきます。
希望している会社に行きたいのであれば、大学(Fラン以外)に行っておくか、技術をめちゃくちゃ上げるかのどっちかが一番近道です。
余談ですが、名も知らない会社がビックタイトルを手掛けていたり、コンシューマゲームを手掛けていたりするので有名な会社以外にも調べてみるといいですよ。
レベルが高い人に出会える率
専門学校の生徒は、8割くらい使えない人です。
自分は女性かつ一番年下で、
てな感じで、やる気メラメラ燃えていたわけですよ。
そしたらテキトーに入った人やモラトリアム期の時間を延長してるだけの人が大半で、正直ガッカリしました。
しかし、残りの1、2割はできる人なので、本当にやる気があればその方々と高みを目指していくのもいいと思います。
また、生徒だけでなく先生も質が高いとは言えません。
先生によって言っていることが違ったり、えこひいき的なことが起こっていたり、生徒のことを考えているんだかいないんだかわからない先生もいらっしゃったり…。
中には、生徒のやる気のなさや学校のシステムなどに嫌気がさしている先生もいらっしゃいました。
できる方っていうのは苦労しますね…。(自分はできる側の苦労はわかりません泣)
専門学校に行くより大学に行った方が、まともな人(人間として終わってない人)に出会える確率が高いと思います。
専門学校に入ろうと考えている方へ
- 生徒の8割はやる気がない
- 最低限の環境しか整っていない
- 最低限のことしか教えてくれない
- 正社員では就職できない
- 環境のわりに学費が高い
そんな状況の中でもやり通せる覚悟とやる気があれば、通ってみてもいいのではないかと思います。
ただ、注意して欲しいことが2つあります。
ゲーム好き≠ゲームを作るのが楽しい
ゲームをPlayすることが好きなのか、ゲームを作ることが好きなのかでは、全然違ってきます。
そして、作る側にになると全てのエンターテイメントに対する目が変わり、今まで通り楽しめなくなります。
つまり、今までは趣味でやっていたゲームをしていても、作る側になると常に分析してしまうというある種の職業病にかかるということです。これはゲームだけではなくて、アニメや映画、イベントなどのエンターテインメント全体に対する目が変わってしまいます。
授業以外でも勉強できるか
授業以外でも勉強できないと置いてかれます。
「好きなジャンルじゃないから流行のゲームなんて知らない」っていう言い訳は通用しない業界です。まぁプログラマーはそこまでではないですが…。
他にも、目指しているのがプログラマーだったら言語の勉強したり、実際にunityとかで作ってみたり、プランナーだったら流行っているゲームを分析したり、グラフィッカーだったら、色々なジャンルを描いたり、ポリゴン数を減らせないか試したり、授業以外でもできるかどうかで、かなり腕が変わってきます。
まとめ
専門学校に入るなら認可校の方が絶対いいと思いますが、無認可でも最低限の環境はあります。
ようは「やる気次第」ということです。
もし、あなたが以下のリストに複数当てはまっているのであれば、専門学校に通うことを再検討されることをおススメします。
- 正社員採用じゃないと嫌だ
- 卒業後すぐ希望している会社に入れないと嫌だ
- モラトリアム期の延長+好きなことしたい
- 大学行きたくないか専門学校に…
- ゲームしていることだけが好き
- 授業以外は勉強したくない
- コミュニケーション取りたくない
どうでしょうか…?
実際自分が行った専門学校には、このリストほぼ全て当てはまている人もいました。(苦笑)
余談ですが、ゲーム制作はチーム戦です。そして、作ったゲームを売るということはビジネスです。(特にプランナー志望の方はお忘れなく…)
あなたがカッコいいゲームクリエイターになれますように。健闘をお祈りしています。