Xジェンダーと自覚するまでの生き方

LGBT関係

Xジェンダーといつから自覚していたの?それまでの生い立ちは?

Xジェンダーとは、女性でも男性でもないか、女性でも男性でもあるか、男性と女性の間か、日によって変わるなどの定まってない方々のことですね。

このブログ内でもちょくちょく語っていますが、自分はXジェンダーの不定性です。

そんな自分がXジェンダーだと自認する前どう生きて来たのか、そして何に悩んでいたのかなど語っていきたいと思います。

Xジェンダーかどうか悩んでいる方の参考にして頂けたら幸いです。

幼少期の頃

女性として生まれたものの、幼少期の頃の一人称は「僕」

周りの大人たちは「女の子なのになんで僕なの?」と困っていたそうですが、そもそも女の子という自覚もなく、かといって男の子でもないという感じで、性別というものを理解していませんでした。(多分)

普通に制服のスカートを履いていましたし、浴衣もドレスも着ていました。
それどころか、当時はやっていた “ ふたりはプリキュア ” の真似もしていたとか…。

髪型は、中学生の頃を除いて『風になびく髪がカッコいいから』という理由で、ロングヘアです。(笑)

なので、普段は髪型で性別を判断されるのですが、1度だけプールの更衣室を清掃していたおばちゃんに、「ほら、そこの僕どいて」と言われたことがありました。
自分のことを認めてくれた感じがして、すごく嬉しかったです。

小学生の頃

入学したての頃に、母親から「女の子が僕って言うのは恥ずかしいから辞めて」とキッパリ言われ、一人称を考えるようになりました。

当然周りの女の子は、「名前」を言っていたり、「私」や「あたし」を使っていましたが、当時の自分は、その「女の子らしさ」がすごく恥ずかったのを覚えています。

なんとか女の子の一人称で使えるのはないかと模索した結果、落ち着いたのが「うち」でした。(関西の方ごめんなさいっ)

話が少し変わりますが、小学校6年間の過ごし方とキャラを変えられる出来事がありました。

女の子2人組が、パ◯ツを見たかったらしく、色々命令してきたんです。(これっていじめなのでしょうかね?)

その日を境に、スカートを履かなくなったどころか、男児服しか着なくなりました。

低学年から高学年になるにつれ、心の中の一人称が「僕」以外に「俺」も出てきたり、「なんで男性器がないんだろう」と思ったこともあります。(生々しい話すみません)

しかし、男性になりたいわけではなかったです。

中学生の頃

自分が通っていた中学は、制服で登校する学校だったので、スカートを履かなければなりませんでした。(今のように選択できたら良かったのですが)

寸法を測ったあと、母親に駄々をこねて怒られたのを覚えています。(笑)

中学では、「僕」や「俺」といった一人称を使っている女子が結構いて、『小さい頃の自分はこんな感じだったのか。なんか違和感を感じる』と思ってしまいました。(羨ましかったのもあるかも)

時は過ぎ、制服のスカートを履くことにすっかり慣れてしまった中学三年の頃、ちゃんとした(?)彼氏ができたため、かわいらしい服を急いで買いに行ったのを覚えています。

それからは色々な服を着るようになり、『女の子として生きよう』と決意するきっかけにもなりました。

『女の子もいいな、楽しいかも』と思えたのは彼のお陰ですね、ありがたや。
まぁそんな彼とは、別れてしまいましたが、今でも仲良しです。(めちゃくちゃどうでもいい)

高校生の頃

初めて性同一性障害やXジェンダーという言葉を知ったのは、高校生の頃でした。

「性同一性障害はしっくりこないけど、Xジェンダーは性同一性障害よりしっくりくる」
「でも女として生きようとしてて、髪型もファッションも女の子なのに、中性や両性と言っていいのだろうか
というモヤモヤ感は消えないままでした。

現在

もう性別なんてどうでもいいじゃないか」と思うようになり、心の中の一人称が変わることも、日によってカッコいい服装でいたい時と、かわいらしい服装でいたい時があることも公言しています。

しかし、それでも一人称の悩みは消えていません
最近、ようやく私生活で「私」を使えるようになりました。

自分が心の一人称のまま話してしまうと、自分自身が違和感を感じてしまうので、今は「自分」を使っています。
また、今はかわいらしい服しか持っていないので、カッコいい服を着たいときにモヤっとしますね

まとめ

因みに、親にはカミングアウトしていません。
カミングアウトする前に亡くなってしまったので…。

暗い話ごめんなさい。でももし興味があれば、未成年で両親がいなくなった場合はどうなる?当事者が解説!をご覧下さいまし~。

話が変わってしまいましたが、これを読んで下さった方に「こういう生き方をしている人もいて、それは全くおかしい生き方ではない」ということが伝わればいいなと思っています。

言うのを忘れていましたが、自分の見た目はガッツリ女性です。
同じように、見た目はイケメンでもXジェンダーだったりするかも知れません。

なのでLGBTの方々のことを見た目で判断するのはナンセンスです。

今より多くの方が生きやすい未来になりますように。


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